江戸東京野菜 文字サイズを標準にする 文字サイズを大きくする 江戸東京野菜

なぜ小金井で江戸東京野菜なの?

 東京の郊外都市である小金井市で、なぜ「江戸東京野菜」なのでしょうか。そのヒントは、小金井市内にある文化施設「江戸東京たてもの園」と東京農工大学の「繊維博物館」にあります。この2つで、江戸東京の「住」と「衣」にふれることができます。そこで私たちは、市内農家に伝統の江戸東京野菜を栽培してもらい、それを市内の飲食店に料理してもらえば、江戸東京の「食」が体験できるのではないかと考えました。実際にも、江戸中期に行われた新田開発によって、小金井・小平・府中などで青菜や大根が栽培され、江戸市中に出荷されていたという記録があるのです。このように小金井が、かつて江戸の野菜の産地であったことも事実です。昔の風景を取り戻すことはできませんが、懐かしい味や生活にふれてみることは可能でしょう。

 その最初の試みが、江戸東京たてもの園内での「江戸雑煮を食べよう!」というイベントでした。伝統小松菜と亀戸大根を具にしたシンプルな「江戸雑煮」に、山梨県小菅村でとれた「もちあわ」入りのおむすび、亀戸大根菜の漬け物をセットにして、ご試食いただこうというものです。
  旧暦の小正月行事にちなんで、2007年1月21日に500名の方をお招きして開催しようということでしたが、2000名近くの応募があり、抽選まで行うことになってしまいました。当日の模様はNHKのニュースでも報道され、「江戸東京野菜」に多くの人が関心を持っていることが明らかになりました。

「江戸雑煮を食べよう!」のイベントの様子江戸雑煮
2007年1月21日に江戸東京たてもの園で開かれた「江戸雑煮を食べよう!」のイベントより。

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